ビタミン様作用物質と生活習慣病
                       ビタミン様作用物質と生活習慣病

                                                                            ビタミンU                             

    胃潰瘍に対してキャベツやその他の野菜に含まれる熱に弱い因子により治癒することを認め、この因子を潰瘍という言葉にちなんで名付けけられたビタミンUですが、

  その効果は薬理的であり、治癒に関与すると認められた胃潰瘍は栄養欠乏症とは考えられないことから、現在ではビタミンと認めてられていない。

  ビタミンUは、一般に特有な味と臭いを有する無色の結晶で水によく溶け、アルコールやエーテルには不溶です。胃や12指腸潰瘍等にかかり易い体質の人はメチル基の欠乏

  状態となり、このメチル基の供与体としてビタミンUが働くのであろう。それによりチミン、アドレナリン、クレアチンニンの生合成が増加し、チミンを含む核酸の関与でタンパク質の

  生合成が促進され、粘膜が修復されて潰瘍の治癒につながると考えられる。

  キャベツの濃縮ジュースで胃潰瘍患者に対して、90%が苦痛軽減効果を3日で表した。

  ビタミンUが胃潰瘍や12指腸潰瘍に対して有効であることは内外で多くの報告がある。

  ビタミンUは野菜類、果物類、豆類、海藻類など植物性食品にも豊富に分布しています。

  穀物類、キノコ類にはほとんど含まれていません。野菜等に含まれるビタミンUは加熱調理しても

  かなり安定で、60分の加熱でも70〜80%のビタミンUは残存している。日本人は50〜150r程度の

  ビタミンUを摂取している(お茶で多くを摂っている)。

  キャベツにはビタミンUの他に、、これより10倍以上も多く含まれる含硫アミノ酸メチルシステインスルホキシド

  (SMCS)があります。これにはかなり強力な抗コレステロール作用があり、血漿コレステロールや

  肝臓コレステロール濃度でコレステロール低下作用が認められたが、ビタミンUには認められなかった。

  SMCSをラットに大量に(食事の2%)長期間与えると発育が抑制され、貧血が発生し、脾臓が肥大、黒色変色

    し、脾臓内鉄量も増加した。という副作用も報告されている。

  ビタミンUにはこのような副作用は認められず、多くの治験例でも副作用を示した例はなく、極めて毒性の弱い物質であることは確かです。