年をとるほど健康になる人、なれない人

  ○陰陽五行で勧める季節の食べ物

  陰陽五行では、春夏秋冬、それぞれの季節により、ダメージを受けやすい臓器と、弱りがちな内臓をサポートしてくれる、食べ物を教えています。

  春:肝・胆・怒・風・青・酸・眼・爪・筋・呼ぶ    夏:心・小腸・喜・慈・熱・赤・苦・舌・毛・血流・笑う    秋:肺・大腸・悲・燥・白・辛・鼻・息・皮毛・叫ぶ

  冬:腎・膀胱・恐・寒・黒・鹹・耳・髪・骨・(うな)る    土用:脾(消化器全体)・胃・湿・思・黄・甘・唇・乳・肌肉・歌う

     肝臓は、血液を浄化し、体中に栄養がスムーズに届くように働きます。春は、冬の間に溜め込んだ物を、体がせっせと代謝を始める為、解毒器官

  でもある肝臓はフル回転します。春は、陰陽5行にある「五色」という考え方で言うと、「青」の季節ですから、ニラ、小松菜、春菊などの緑の野菜を意識して

  食べると良いでしょう。そして、酸味のある、イチゴやトマトなどは肝臓の働きを助けます。こうした食材をたっぷり摂取し、肝臓がしっかり働くことにより、

  代謝が促され、老化をスローダウンさせることができます。また、緑の野菜やイチゴなどには、ビタミンやポリフェノールが多く含まれるので、春から強くなる

  紫外線への対策にもなり、美肌をキープします。花粉症の人は、体が冷えて、余分な水分が溜っていることが多くあります。冬の間から体を冷やさないよう

  心がけ、春には気を補う、豆や芋類などを多く食べると良いでしょう。また、この時期は、できるだけ肝臓に負担をかけないよう、揚げ物などの油を多く使う

  調理法は避けましょう。酢の物や梅和え、レモンなどを搾ってかける等がお勧めです。

     夏はエネルギーが最大限にアップするため、血液の循環が高まります。5色で言うと「赤」の季節ですから、トマト、すいか、ニンジン、赤パプリカなど

  の野菜や、鮭、エビ、カニなどのアスタキサンチンを含む、魚介類を積極的に摂取しましょう。また、ご飯に赤米を混ぜて炊くのも良いでしょう。赤が鮮やかな

  夏の色の濃い野菜は、抗酸化物質をたっぷりと含み、細胞の酸化を防ぎます。また、良い苦味は「心」を強くし、夏の体を元気にします。ゴーヤ、ウコン、

  大根の葉、パセリなどを意識して食べて下さい。調理法は、生より炒める、炒めるより煮る、煮るより煮込む方が、エネルギーが増えると考えます。

  汗をかくため、塩分の濃い味付けをしがちだが、香辛料やハーブなどを使い、できるだけ塩を減らすようにしましょう。また、汗が気になる場合は、レモンを

  使うと、収斂(しゅうれん)作用から汗を抑える効果が期待できます。

     秋は気温の低下や空気の乾燥で、肺など呼吸器の機能が衰えがち。ネギ、ニンジン、生姜などの辛みのあるもの、そして栗、銀杏などの食材で

  呼吸器の働きを促しましょう。また5色では「白」の季節ですから、レンコン、山芋、里芋、大根などを多く食べるようにしましょう。白い食べ物は、保湿効果

  があるため、積極的に食べることによって、乾燥しがちな秋も、肌の潤いをキープしてくれます。「不老長寿の果物と言われる、イチジク。カルシゥムや鉄分

  などのミネラルや、フィシンと呼ばれる酵素の一種、そして水溶性の食物繊維など、栄養分をたっぷり含んでいるので、是非この時期に食べましょう。

  夏の疲れが出たり「体が弱っている」と感じたりする場合、蛋白質の摂取を少なめにして、白米などのご飯を主食とするといいでしょう。

     冬は腎の働きが弱りがちで、腎臓や膀胱のトラブルが生まれやすい時期。この季節は、体が水分を溜め込んで、むくみが起こりやすくなります。

  「腎」は冷えに弱いので、水分や果物の取り過ぎに注意しましょう。冬は塩気のある食べ物が体を温めます。精製された塩ではなく、天然のミネラルを

  たっぷり含んだ塩を選び、調理に使ってください。カリウムやマグネシゥムのバランスがいい天然塩は、体の水分調整も助けてくれます。5色では「黒」と

  なるので、黒ゴマ、黒米、ソバ、のり、ひじき、黒豆、キクラゲなどを食べる様に心がけましょう。黒い食べ物は、漢方では「長寿の薬」とされています。

  血液を増やし、滋養強壮の働きがあり、ホルモンバランスも整えてくれるのです。春になったら伸び伸びと活動できる、エネルギッシュな体を作る為にも、

  冬は積極的に黒い食材を食べて下さい。