生命の回数券テロメア  

 

  ✲命の意味

  不老長寿は有史以来人類共通の願いで、古来より権力者は金銀財宝に糸目をつけることなく、これを手に入れる為に奔走したのでした。では何故これほどまでに、

  やみくもに命に執着するのでしょうか?この世に命を授かった意味は一体何なんでしょうか。人は、何故、この世に生まれ生きているのかと考えたことはあることでしょう。

  命の意味、生きる意味について、古来より哲学者や宗教家たちが真剣に取り組んできましたが、21世紀を迎えた現時点でも不明とういうのが正直なところです。

  生物学的な言い方をすれば「人間の命は、DNAの情報に基ずき、活動・増殖する細胞の集合で化学反応により外界とエネルギー交換する水と蛋白質を原料とするものの1つです」

  或いは「子孫にDNAを伝える為に、その中継点として存在したのです」と、簡単に説明できるかもしれないが、人間には意識があるということと、魂は何処にあるのでしょうか?

  意識は脳の神経細胞で電気的・化学的反応の結果生まれるものです。脳細胞はDNAの設計図に従って活動していますが、底に宿る意識は、経験や知識と言うDNAとは

  別の情報によって作られます。肉体を支配するのはDNAに書かれた遺伝情報だとすると、精神を支配するのは後天的に得た様々な情報です。DNAでは説明しきれない、

  私達の意識の世界です。人が普通に「人の命」と言った場合、健全な肉体と健全な精神の両方を意味するものと思いますが、肉体と精神の他にもう1つの命の要素があります。

  人間は1人では生きられません。人間に限らず多くの生命は、その個体を取り巻く環境からいろいろな影響を受けます。気候や地形と言った自然環境だけでなく、動物の群れや

  植物の植生のように、周囲の個体との関係により、自分が生きていけるかいけないかが決まります。人間も、人間社会の中で自分がどのような役割を果たすかで、人生が

  変わってきます。言い換えれば人生とは、命のあり方ということがいえるのではないでしょうか。ただ単に生物学的に生を全うすることが、真の人間としての長生きではありません。

  肉体としての私、精神としての私、社会としての私が、うまくバランスをとれてこそ、テロメアを無駄使いすることなく、人間として幸せな命を全うすることができるのではないでしょうか。

   ✲寿命は遺伝するか?

  自分はいったい長生きできるのだろうか、それとも短命なのだろうか、とは誰でも心に思うことではないでしょうか。もしあなたの御両親や御兄弟が若くして亡くなられたとあれば、

  なおさらのことでしょう。反対に御家族の皆さんが長生きという長寿の家系の方もおられることでしょう。ここで申し上げなければならないのは、寿命は遺伝するということです。

  わが国で最も長寿の方々の多い沖縄県の100才以上の人たちに共通する遺伝子の研究によると、免疫細胞の働きを強める”DRI”という遺伝子を持っていることが判明しました。

  これは外敵から身を守る免疫に関係の深い6番目の染色体です。更に、”アポ蛋白E遺伝子”という心筋梗塞を防ぐ遺伝子が多くみられ、アルツハイマーの危険因子の

  ”アポ蛋白E4遺伝子”が、ほんの少ししかなかったそうです。長寿に関しては、ミトコンドリアのDNA遺伝子にある突然変異が起きると、長寿になる可能性があるという報告もあります。

  長寿は必ずしも長寿遺伝子を持っている人ばかりとは、言い切れません。長寿遺伝子を持っていない人でも長生きされる方々は、大勢おられるということです。最近次々と

  発見される長寿遺伝子では、食事の仕方や運動することによって活性化されるものもあります。殆どの人は、長寿遺伝子を持っているそうですが、これを使わずに終わってしまう

  人が多いということです。例え長寿の遺伝子を持って生まれたとしても、暴飲暴食をしたり、不規則な生活に甘んじたり、ストレスに晒され続ければ、長寿遺伝子も出番を

  失います。代々短命の遺伝子を受け継いだとしても、規則正しい生活を送り、食事を吟味し、健康に気配りをした生活を過ごしていれば、自ずと長寿を手に入れることになる筈です。

  但し、単なる健康オタクでは、どうにもなるものではありません。自己流の間違った健康法を実践して、単なる自己満足に終わる恐れもあるので、くれぐれも御注意を。

  ✲長寿の秘訣は酵素の無駄使いを避けること

  テロメアが生き延びることができる可能性は、テロメラーゼという酵素であることが分かっています。この人の寿命を決定する要因の1つになっているテロメアを生き延びさせる

  ことのできる「酵素」とは、どのようなものなのでしょうか?地球の誕生は46憶年前、微生物の発生は40億年前と言われています。海中のリン酸とアミノ酸から微生物が

  発生したされていますが、酵素は微生物が作り出したといわれています。最初に発見された酵素は1832年アミラーゼという酵素です。「人の体には限られた酵素があり、

  亡くなると死を迎える」といわれ、つまり生命の源ということができます。人は60兆個の細胞から成り立っていますが、そのすべてに酵素が存在しています。1つの細胞に

  500〜2500の酵素が存在しています。この酵素の量は、1人一人異なっていて、遺伝子に組み込まれた情報で決まります。酵素は20種類の蛋白質からできている高分子物質で、

  3000〜5000種類あリ多くは腸で毎日合成されているが、その量も人によって異なります。毎日合成される蛋白質の中には、不良たんぱく質もあるが、これらは細胞の中の

  リソゾームで分解されて排出されます。これが解毒です。細胞は絶えず分裂しているが、解毒がうまくいかないと脳からドーパミンが分泌されず、癌、アレルギー、パーキンソン病

  になる恐れがあります。

  ✶酵素の特徴→✅48℃以上の熱で活性を失う ✅1つの酵素は1つの働きしかしない ✅鍵と鍵の穴ように特定の所しか働かない ✅ビタミン・ミネラルの助けを必要とする

  ✅加齢とともに(40才位から)減っていく ✅人が一生の間に作り出す量は限られている

  ✶酵素の種類→酵素には体内酵素(潜在酵素)と食物酵素があります。体内酵素には消化酵素と代謝酵素があります。消化酵素は食物の分解・吸収を行います。

  でんぷんを消化する”アミラーゼ”、脂肪を消化する“リパーゼ”、蛋白質を消化する“ペプシン“等があります。同じく体内酵素の代謝酵素は体の新陳代謝に関わっています。

  これらの体内酵素は有限。つまり、一生の間に作られる量が決まっているのです。

  ✶代謝酵素の働き→✅100%体内で合成される ✅血流を正常に保つ ✅肥満防止 ✅思考の手助けを ✅手足を動かすことに協力 ✅腸の働きを良くし有害物質を尿や

  汗で排出(デトックス) ✅免疫力を高める ✅冷えを改善する

  ✶食物酵素→一生涯で合成される量の決まっている、有限の体内酵素を助けるのが「食物酵素」です。食物酵素には次の食材があります。

  生の食材としてー生野菜、果物、刺身、寿司     発酵食品としてー味噌、醤油、酢、酒、漬物、納豆、梅干し、チーズ

  ✶酵素が不足するとどうなるか?→✅基礎代謝が下がり、脂肪が燃えにくくなる、体温が下がる→肥満→メタボ→癌 ✅消化、吸収、排泄、呼吸、思考、歩行等が出来なくなる。

  ✶酵素不足を招く現代の生活→✅添加物・農薬・環境ホルモン ✅ファストフード、欧米型食生活、蛋白質、脂肪の摂り過ぎで消化に時間がかかる ✅食べ過ぎ

  ✶酵素不足を避けるには→✅食べ過ぎを避ける ✅食後は食物酵素をとって消費された体内酵素を補う ✅体に負担になるものを成るべく食べない ✅生の食物、発酵食品を食べる。

  つまり、酵素の無駄使いを避け、酵素を使ったら必ず補うことを忘れないようにすることが、テロメアの消費を防ぐことになるのです。一回一回の食事を大切にしましょう。

 、